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1階から5階までの階段の壁画は、開催期間以降も、ビルの取り壊しまで(2019.3月末頃予定)、ご覧いただけます。
会期中にご予定が合わない方は、3月まででお近くにお越しの際には、せひご覧ください。
階段の壁画 : 『 UNBEATEN S2W5-Deforestation and scrap and build 』
札幌の中心地として、賑やかで活気あるこの場所。
人々で溢れるこの場所も、ほんの少し前は、今ほど開発がされてなかった時代があった。
自然が主役だった時代の姿をイメージして描いてます。
開拓するために伐採された木々。
再開発のために壊されるビル。
さまざまな『記憶』や『思い出』がつまっているこのビルも、来年にはカタチが無くなります。
『記憶』の片隅に残る絵になれば嬉しいなと思いながら描きました。
あちらこちらで見かける、工事が進んでいる場所も、元々は何だったのか?とすでに思い出せなかったりする。
そう、簡単に忘れられていくもの。
確かなのは、ずっと昔、『この場所』も『あの場合』も、草木だけの景色があったということ。
新しくつくられ
壊され
そしてまた
新しくつくられる
あたらしい時代が『生まれ』
そして『おわる』
そう、繰り返されていく
5階特設会場内の壁画は、『記録』と『記憶』を元に、 自分の生まれた頃1970年代のオヨヨを描きました。
知らない時代について、当時を知る人々にお話を聞かせてもらったり、参考本を読んだり、気になることを調べてみたり・・・。
色々な情報を元に、イメージしながら絵に落としこむ過程はとても面白かったです。